デバッグ機能の有効化
[configuration.debug_features]
次のマクロは特定のデバッグ機能を制御します。一般に、これらの機能はパフォーマンスを低下させる可能性があるため、開発コードではオン、製品コードではオフにしてコンパイルすることを推奨します。次の表は、マクロとそのデフォルト値を要約したものです。値が 1 の場合は機能が有効になり、0 の場合は無効になります。
マクロ |
デフォルト値 |
機能 |
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この表のすべてのマクロのデフォルト値。 |
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アサーションの内部チェックを有効にします。パフォーマンスが大幅に低下する可能性があります。 |
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解析ツールのフルサポートを有効にします。 |
TBB_USE_ASSERT マクロ
TBB_USE_ASSERT
マクロは、エラーチェックをヘッダーファイルで有効にするかどうかを制御します。エラーチェックを有効にするには、TBB_USE_ASSERT
を 1
に設定します。
エラーが検出されると、ライブラリーはエラーメッセージを stderr
に出力して標準 C ルーチン abort
を呼び出します。内部エラーチェックがエラーを検出したときにプログラムを停止するには、oneapi::tbb::assertion_failure
にブレークポイントをセットしてください。
TBB_USE_PROFILING_TOOLS マクロ
TBB_USE_PROFILING_TOOLS
マクロは、インテル® Inspector、インテル® VTune™ プロファイラー、およびインテル® Advisor のサポートを制御します。
これらのツールのフルサポートを有効にするには、TBB_USE_PROFILING_TOOLS
を 1
に設定してください。リリースビルドでツールの一部のサポートをオフにしてパフォーマンスを最大にするには、TBB_USE_PROFILING_TOOLS
を未定義のままにしておくか、0 に設定してください。